私たちが作っているのは、ただのおやつではありません。日本で食物アレルギーがどれだけ身近で、どんな子どもたちが何に困っているのか。最新の公的データで確かめると、洋子ばあばのおやつが「なぜ必要か」がはっきり見えてきます。
「うちの子だけ」ではありません。特に赤ちゃんの時期、食物アレルギーはとても身近な病気です。
消費者庁が約3年ごとに行う全国実態調査の最新版(令和6年度・6,033例)。何が子どもたちを困らせているのか、はっきり出ています。
原因物質ランキングと照らし合わせると、私たちのアンダギーがどこをカバーしているかが見えます。
鶏卵・牛乳・小麦は「自然に治りやすい(耐性を獲得しやすい)」アレルゲンです。だからこそ、その時期を支えるおやつに意味があります。
アレルギー対応は、家庭だけの問題ではありません。保育所・学校給食の現場が、すでに本気で取り組んでいます。
乳児の有病率が10%にもおよぶことから、保育施設や幼稚園では食物アレルギー対応マニュアルが整備され、「アレルギー疾患生活管理指導表」に基づく除去食・代替食の提供が広がっています。過去には、乳製品アレルギーの児童が給食でアナフィラキシーを起こし命を落とした痛ましい事例もあり、現場の安全意識は年々高まっています。
サーターアンダギー単体の市場規模という公式統計はありません。だから机上の数字ではなく、実際にお金が動いた記録 ── クラウドファンディングの実績で、足元の需要を見ます。アレルギー対応の米粉スイーツに、人は本当にお金を払っています。
日本のアレルギー事情をまとめると、私たちがやるべきことが見えてきます。
乳児の10人に1人。原因の上位を占め続ける小麦と乳。成長とともに卒業し、また新しく生まれ続ける子どもたち。みんなと同じ食卓を願う家庭と、それに応えはじめた社会。伸び続ける市場。
この一人ひとりに、「大丈夫、食べられるよ」を届けること。それが、数字の向こうにいる子どもたちへの、私たちの約束です。
出典:消費者庁「令和6年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書(即時型食物アレルギーによる健康被害に関する全国実態調査)」研究代表者 海老澤元宏(国立病院機構相模原病院)/「食物アレルギーの診療の手引き2011・診療ガイドライン2016」/保育施設・幼稚園等における食物アレルギー対応マニュアル(さいたま市・令和6年改訂版)/IMARC Group「Japan Gluten Free Food Market」ほか。数値は調査時点のもので、定義・調査年により異なる場合があります。