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スタッフ向け|社内資料

日本のアレルギー事情 数字で知る、「大丈夫、食べられるよ」が必要な理由

私たちが作っているのは、ただのおやつではありません。日本で食物アレルギーがどれだけ身近で、どんな子どもたちが何に困っているのか。最新の公的データで確かめると、洋子ばあばのおやつが「なぜ必要か」がはっきり見えてきます。

消費者庁 令和6年度調査 食物アレルギー診療ガイドライン 2026年6月時点
01 ── どれだけ身近か

食物アレルギーは、決して珍しくない

「うちの子だけ」ではありません。特に赤ちゃんの時期、食物アレルギーはとても身近な病気です。

約10%
乳児(0歳代)の有病率。
10人に1人が食物アレルギー
約5%
3歳児の有病率。
保育所児では5.1%
5〜6歳まで
多くの子が、ここまでに
耐性を獲得していく
約34%
新規発症は0歳が最多。
5歳以下で全体の8割
つまり:食物アレルギーは「乳幼児期にとても多く、成長とともに減っていく」病気。一番つらい時期に、安心して食べられるおやつが本当に少ない ── ここに私たちの居場所があります。
02 ── 何が原因か

原因物質ランキング(最新・令和6年度)

消費者庁が約3年ごとに行う全国実態調査の最新版(令和6年度・6,033例)。何が子どもたちを困らせているのか、はっきり出ています。

🥇鶏卵私たちのアンダギーは卵を使用26.7%
🥈木の実類(クルミ等)24.6%
🥉牛乳私たちは不使用 ✓第3位
4. 小麦私たちは不使用 ✓第4位
5. 落花生第5位
注目の変化:かつて原因の上位3位は「鶏卵・牛乳・小麦」でした。近年クルミなど木の実類が急増し、令和6年度の調査では木の実類が牛乳を抜いて第2位に。鶏卵(26.7%)との差もわずかです。上位5品目(鶏卵・木の実類・牛乳・小麦・落花生)で全体の70.3%を占めます。
03 ── 私たちが応える範囲

洋子ばあばが「不使用」にしているもの

原因物質ランキングと照らし合わせると、私たちのアンダギーがどこをカバーしているかが見えます。

小麦(第4位)と牛乳(第3位)を不使用。この2つは、長く原因の上位を占め続けている主要アレルゲンです。私たちのターゲットである「小麦・乳アレルギーのご家庭」は、原因物質の中でも大きな割合を占めています。

一方で鶏卵(第1位・26.7%)は私たちも使っています。だから卵アレルギーの子には届きません。ここは正直に明示し、将来は豆乳アイス・乳不使用チョコなど「卵なしライン」で応えていきます。それが「どんなアレルギーの子にも、何か一つ」を実現する道です。
04 ── 成長とともに

多くの子は、いつか食べられるようになる

鶏卵・牛乳・小麦は「自然に治りやすい(耐性を獲得しやすい)」アレルゲンです。だからこそ、その時期を支えるおやつに意味があります。

0歳〜
発症のピーク新規発症の約34%が0歳。乳児期の食物アレルギーの多くは鶏卵・牛乳・小麦。
3歳
少しずつ食べられる子が増える鶏卵アレルギーは3歳で約3割が耐性獲得との報告。牛乳・小麦も加齢で改善傾向。
6歳
多くが峠を越える乳児期に発症した鶏卵アレルギーは、6歳までに6割以上が加熱卵を食べられるようになるとの報告。
学童〜
続く子もいる、でも改善は続く学童期は治りにくくなるが、6歳まで続いても12歳までに半数以上が耐性獲得との報告も。18歳以上も約5%おり、大人にも一定数いる。
ブランドにとっての意味:ターゲットの子どもたちは数年単位で「卒業」していきます。でも毎年、新しく小さな子が発症する ── つまりお客さまは入れ替わりながら、絶え間なく生まれ続けます。一過性ではない、息の長い市場です。
05 ── 現場の対応

給食・保育の現場は、もう動いている

アレルギー対応は、家庭だけの問題ではありません。保育所・学校給食の現場が、すでに本気で取り組んでいます。

乳児の有病率が10%にもおよぶことから、保育施設や幼稚園では食物アレルギー対応マニュアルが整備され、「アレルギー疾患生活管理指導表」に基づく除去食・代替食の提供が広がっています。過去には、乳製品アレルギーの児童が給食でアナフィラキシーを起こし命を落とした痛ましい事例もあり、現場の安全意識は年々高まっています。

追い風:社会全体が「アレルギーの子にも、みんなと同じように」へ向かっています。除去するだけでなく「同じように食卓を囲める」ことが重視される時代。私たちの「家族みんなで同じおやつを」という価値は、この流れにぴったり重なります。
06 ── 足元の実需

「買う人が、現実にいる」という証拠

サーターアンダギー単体の市場規模という公式統計はありません。だから机上の数字ではなく、実際にお金が動いた記録 ── クラウドファンディングの実績で、足元の需要を見ます。アレルギー対応の米粉スイーツに、人は本当にお金を払っています。

米菜日和「高級プレミアム米粉100%パン」
三大アレルゲンフリー/CAMPFIRE
607%

目標10万円 → 約60.8万円を達成|支援 52人

たい焼き職人の米粉クッキー缶
札幌/Makuake
399%

目標5万円 → 約19.9万円を達成|支援 53人

おこめん工房(米粉麺)
特定原材料28品目不使用/CAMPFIRE
120%

目標100万円 → 約120.6万円を達成|支援 248人

par riz co グルテンフリークラッカー
岡山/CAMPFIRE
111%

目標50万円 → 約55.6万円を達成|支援 54人

読み取れること:当事者ストーリー(自分や家族がアレルギーで食べられなかった)を掲げた米粉スイーツは、目標の4〜6倍を集めることも珍しくありません。1案件あたり数十人〜248人が、レビューもまだない新商品に先払いしています。「アレルギーでも安心して食べられるなら、多少高くても買う」 ── この層は確実に存在します。
※ 数値は終了済みプロジェクトのページ表示に基づく実績値。達成率は目標設定の巧拙にも左右されるため、需要の絶対量を示すものではありません。
背景にある大きな市場:この実需の土台には、伸び続けるグルテンフリー食品市場があります。日本のグルテンフリー食品市場は2024年に約7.6億米ドル、2033年には約19.9億米ドルへ(IMARC Group推計・年平均成長率 約10%)。アレルギー対応おやつは、その中で着実に育っているカテゴリーです。(市場規模は調査機関により幅があり、成長率6〜10%程度の複数推計があります)
07 ── だから、私たち

数字が教えてくれること

日本のアレルギー事情をまとめると、私たちがやるべきことが見えてきます。

乳児の10人に1人。原因の上位を占め続ける小麦と乳。成長とともに卒業し、また新しく生まれ続ける子どもたち。みんなと同じ食卓を願う家庭と、それに応えはじめた社会。伸び続ける市場。

この一人ひとりに、「大丈夫、食べられるよ」を届けること。それが、数字の向こうにいる子どもたちへの、私たちの約束です。

出典:消費者庁「令和6年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書(即時型食物アレルギーによる健康被害に関する全国実態調査)」研究代表者 海老澤元宏(国立病院機構相模原病院)/「食物アレルギーの診療の手引き2011・診療ガイドライン2016」/保育施設・幼稚園等における食物アレルギー対応マニュアル(さいたま市・令和6年改訂版)/IMARC Group「Japan Gluten Free Food Market」ほか。数値は調査時点のもので、定義・調査年により異なる場合があります。